7月16日から昨日まで里子が来ていました。
仕事柄、家庭がしっかりしていれば、
持っている力を発揮できるのにと思う子どもを数多く見てきました。
そこで、子どもも巣立ち、空いた部屋も机もあり、
今なら体力的にも里子を迎えることができると思い
児童相談所に2年前から里親登録していました。
昨今の児童虐待の事件報道に触れるたびに心が痛み、
我が家にやってくれば。。。とずっと思っていました。
先月15日とうとうその依頼がやってきました。
といっても、我が家に来た子どもは虐待ではなく家庭の事情によるものでした。
やってきたのは高校生と小学生の姉弟。
姉は授業料の滞納を支払うためにアルバイトをするというので、
全面的に力添えできたらと思っていました。
でも、他人が一緒に暮らすというのは思った以上に大変でで、
我が子以上にお世話したつもりですが、
生活習慣が違うので我が家の常識は通用しないし、
諭してもなかなか聞き入れられず、
高校生の委託受け入れを拒否する里親が多いというのも納得しました。
弟はメタボ少年なのに?なので?まったく運動どころか外に出ることがないため、
早朝ウォーキングに誘ったのですが50過ぎのおばちゃんに付いて来れなくて叱咤激励。
朝から疲れましたが、運動不足の私にも良かったかもしれません。
どこにも出かけたことがない子達なので、
角島のエメラルドグリーンの海を見せたら喜んで水遊びをし、
カルスト台地の風景も初めて見たと喜んでいました。
家庭の事情が改善されたので予定よりも1週間早く委託解除となり、
昨日もその思い出を口にして帰って行きました。
里子として1ヶ月預かったわけですが、
期間限定だったこともあり彼らの心を耕すところにまでは至らず、
道半ばで終了してしまったことを残念に思いますが、
縁あって我が家にやってきた子達。
この先、幸せな人生を歩んでくれたらと願うばかりです。